他者より先に、自分との繋がり 

父の見舞いに行った時のこと。

 

父は11月末に怪我をして、意識ははっきりしていますが、

ずっと入院しています。

今、手の指や足が動きません。

 

そして、今年の5月くらいが、

リハビリで回復する期間なので、

この5月までが大事です。

 

そして、

父と病院で2人になる時間があり、

父にこういわれました。

 

目を潤わせながら、

「雄一、お母さんを大事にしてやってな…」

正直、私はビックリしました。

 

入院しているので、

父自身のことを僕に話すのかと思ったら、

全く違う話だったからです。

 

それまで頼まれていたのは、

「病室にwifiを接続して欲しい」

「実家の細々とした用事」

がメインでした。

 

初めて「母」のことを、私にいってきたのです。

 

上手くお伝えできないのですが、

私が同じ立場で、自分の身体が動かなくなり、

妻が看病してくれていたら、息子にいいます。

 

「お母さん(妻)を大事にしてな」

 

それを聞いたら、

「父は母に申し訳ない気持ちもあると同時に、

母を愛しているんだな…」

と、思いました。

 

ブログを書いていて、涙が出てきますね。

 

もう、私は帰りの車の中で、

頭がグシャグシャになります。

 

「親父、お母さんを大事にってわかるけど、

あんたが回復したら、今からでも出来るだろ!」

という怒りというか、寂しさ。

 

「親父が、私に弱みも見せてくれて、母を託してくれたという信頼」

様々な感情や考えが浮かんできました。

 

書いていて思いましたが、

私自身小さい頃は、

父から認めて欲しいとずっと思っていました。

 

こんな感覚は初めてなのですが、

父が真剣に伝えてくれたことは、

私も真剣に取り組みたい。

 

上手く言葉にできないのですが、

その様な気持ちが芽生えてきています。

 

使命感とも少し違うし、

ワクワクという言葉だと少し軽く…

上手く言葉が見つからないのですが、

新しい感覚が芽生えてきています。

 

自分だけの幸せより、

もっと大事な物が

見つかってきたのかもしれません…

 

そして、お伝えしたいことは1つ。

「状況や環境は、関係ない」です。

 

私たちが、真に自分とのつながりや関係を思い出して、

自分に誠実でいれば、

私たちは、すぐに他者と繋がることができる。

 

そう、強く実感した1ヶ月半です。

 

PS

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